12月の備忘録・今年の振り返りと100歳の母と死と2025年12月31日 09:13

総理大臣からの100歳お祝いの祝辞をいただく母

とうとう母が亡くなってしまいました。
100歳と6日でした。長い年月よく働いた母でした。9月15日の敬老の日、市長さんはじめ8名の方が総理大臣からの祝詞と銀杯を持ってお祝いに来てくれた時、大変名誉に思い喜んでいました。その時に「私の誕生日は12月17日なので本当はまだ100歳ではないんです」と申し訳なさそうに話していました。律儀な母のことですから、100歳までは生きないと悪い、と感じたようです。

認知症の父を10年も一人で介護し看取って10年。
元地主の長男の嫁として嫁いでから働き通しだった母、人生初の自由時間だったのです。
ゆっくり休めばいいのに、家の周りを耕して花や野菜をせっせと育てていました。
私は収穫の度に野菜や果物を送ってもらいありがたかったのですが
全く働き者というのは休まない人です。

10月中頃から食欲がなく、あまり活動的ではなくなりました。入浴も自分1人では息が切れて大変だからとあまりしなくなりました。
デイサービスなら入浴もさせてもらえるので人生初の介護保険申請の決断をしてくれました。これまでは、そんなところには行きたくないといっていたのです。
11月18日に介護認定の調査がありました
この時は調査員の方に驚かれるほど、頑張って足も私より高くあげることができ、認知症も心配なく認定調査は終わりました。結果が出るのは12月末頃とのことでそのころには、お風呂ができるねと話しました。


翌週、ずっと食欲がないまま貧血気味となり、動くと呼吸が苦しいので受診しましたら、検査入院となりました。結果は、進行性の大腸がんと心不全と言われました。今更、抗がん剤も手術も強いお薬も無理なので、本人には病名を知らせず急いで退院しました。

病院、訪問医、包括支援センターと相談し、在宅酸素の機械を導入し,訪問医、訪問看護師が毎日来てくれることになりました。
また介護保険サービスは前倒しで導入し、訪問入浴、口腔ケア、介護ベッド、トイレ、手すりや褥瘡予防マットの貸与を受けました。とりあえず暫定介護度は、要介護2で始めました。訪問医はなんと父のときと同じ女医さんでとても親身になっていただきました。

母は、家なら昼夜問わず、呼べば弟がすぐに来てくれるので、病院を早く出られてよかったと満足そうでした。
弟に甘えたいようで目覚める度に呼ぶので、インターホンを取り付けましたら、毎時間呼び出されました。

暫定的に要介護2で導入した介護保険サービスでしたが、ケアマネが役所に問い合わせたところ、要介護1の認定になりそう、ということでした。調査時とは体調が変わったので、区分変更申請をして、再調査を受けることになりました。
ちょうど一ヶ月目の再調査では、ほぼ寝たきり状態で、要介護5の暫定結果でケアプランを作り直しました。

17日。100歳の誕生日には、昔仲人をして、そのこどもの名付け親にもなった関係で毎年誕生日ケーキを持ってきてくださる方が、いらっしゃったり、プレゼントを頂いたりで、本人は何も食べられなかったのですが、私と弟と孫で頂きました。

100歳と2日目に私の次女が見舞いに来た時は、「来てくれてありがとう。あえて嬉しいよ」と大喜びで盛んにハグをしていました。
3日目に長女が来た時は声があまり出なくなり、目を合わせてニコニコとうなづいていました。
呼吸が苦しそうになり、医療用麻薬を1g/1日使い始めました。
4日目から意識が亡くなり、傾眠状態が続き、6日目の午後に眠ったまま静かに穏やかに逝きました。

私は、最後の二週間ずっと一緒にいることができて感謝です。まだいっちゃ嫌だとダダをこねたときや、子供や孫の愚痴を話すと、「何の心配もいらないよ。大丈夫だから」と、私を慰めてくれました。
互いに、今までありがとうねと言いかわして温かな気持ちのまま別れることができました。心から母を尊敬し、母の娘で良かったと思います。
弟と二人、家族葬を終えて晴れ渡る冬空に真っ白な富士を見ながら神に感謝しました。

今月読んだ本
 なぜか、たまたま電車の行き来で持って出た本が、皆「死」がテーマでした。
死ぬこと、生きること、生きたように死んでいくこと、思い残すことなく死んでいくこと、残されたものの心のあり方、こころを大切にすること、、、
今、母のことを思うと、すべての気持ちが実感として理解できます。
作家の力はすごいな、とまた思いました。

思いをつなぐメス 俺たちは神じゃない3  
  中山裕次郎  新潮文庫 710円 令和7年12月1日
最後の医者は海を望んで君と生きる  二宮敦人  
   to文庫  650円  2024年12月2日
死神と天使のワルツ 演舞曲   知念実希人  
   光文社文庫 760円  2024年11月20日



DVD
モノノ怪 唐傘、アメリカッチ コウノトリと幸福、パディントン 消えた黄金郷の謎、教皇選挙、28年後、、、サブスタンス、ハウス・オブ・ザ・ドラゴン2‐3、4、スタートレック:セクション、スーパーマン、#真相をお話しします、サスカッチ・サンセット、ジェラシック・ワールド/復活、フロントライン、異端者の家、
The summer/あの夏、

今年の振り返り
今年の大きな出来事としては、一番は100歳の母のこと、2番は義母の一周忌法要を無事に終えたこと、3番は甥の奥さんが若くして亡くなったこと、4番は長男の離婚と再婚でした。
長男は、小学生の女児のいる方と縁あって再婚にいたりました。保証人のサインくれ、といわれてはじめてお目にかかりましたが、こども5人と夫婦で楽しそうでした。本人たちがいいならそれで、と幸せを祈りました。

展覧会には、1月に上野の鳥展、天世田谷文学館の森薫と入江亜紀展、3月に世田谷美術館の緑の惑星展、4月にエインカレムギャラリーで森本二太郎写真展、お友達のお手製バッグの展示会、5月に上野で新世紀展、大山ピット昴で「フツーの生活」観劇、9月に六本木でムーミン展、新宿御苑で森本二太郎写真展、10月に銀座で半田強さん個展、11月に世田谷美術館で利根山光人展などに行くことができました。

散歩は、いつも行く砧公園、蘆花公園や新宿御苑の他に、京王百草園、羽根木公園、神代植物公園、井の頭公園・動物園、武蔵野の森公園、時々都庁の展望台などで、梅や桜や薔薇など様々な花や動物・建物などを楽しんできました。

ことしも、こうして過ぎていきます。
そのときできる精一杯のことをしていきていこう、とおもう年の暮れです。
どなたさまにもすばらしい2026年でありますように。