家で新聞を読んでいて2020年05月23日 13:36

大きなカンパニュラ
コロナウイルスのおかげで変わる仕事、人。
たたき上げの経営者、日本電産の会長兼CEOの永守氏のインタビューを読みました。
日本人は指示待ちが多いので、テレワークのような自己管理型の働き方は向いていないと思っていたが、4月から年功序列をやめたら、これがテレワークに向いているとわかった。これからは私財を投じても、偏差値、有名大学、有名企業にとらわれすに起業できるような夢や希望を持った人材を育成したい。とおっしゃっていました。

また、「グローバリズム以後」を書いたエマニュエル・トッド氏は、コロナによって既存の変化がはっきり見えてきたこと、新自由主義の限界を話していらっしゃいました。
コロナによって何か新しいことが起きたのではなくすでに起きていた変化がより劇的にはっきりと見え、現に貧富の差がリスクの差として表れている。
お金の流れをいくらグローバル化しても、いざというときに私たちの生活は守れない。
これまで効率的で正しいとされていた新自由主義的な経済政策は、人の生命は守らないし、その経済をストップさせることでしか、この危機に対応できない。
ウイルスに対して戦争だと声高に言うが、支配層が自分の政策の失敗を覆い隠したくて言うのだ。これまでの政策の失敗がコロナ過に対応できなかったのだ。(朝日新聞より)


結局私たち一人一人の生き方しかないんだ、といわれているのですね。若い人たちにはがんばってほしいと、老婆心がふつふつとわく今日この頃です。